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夏の暑さを乗り切る食の知恵

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日本の夏の特徴

高温多湿の気候風土のあるため日本の夏は暑邪(暑さ)と湿邪(高い湿度)が混在します。

夏を健康に過ごすためには、(体をひやす)というよりも体内の熱を冷ますことがポイントです。

また、胃腸を元気にしてエネルギー源を確保することも大切です。

発汗・利尿・気の巡りをよくする この3ポイントを抑えて暑い夏を乗り切りましょう!


暑さ対策

暑さによる影響は体のほてり、のぼせ、息切れ、寝付けない。汗をかくためにミネラルが不足し、体力が奪われる。食欲減退などなど。身体にとっては酷な状態が続きます。暑さ対策には、のどの渇きを癒し、汗として流れ出たミネラルを補います。そして必要エネルギー源をしっかりと確保し、エネルギー生産を潤滑にすることが大切です。

ナス科の野菜

なす、トマト、ピーマン、じゃがいも、ししとう、唐辛子などナス科の野菜はほてった身体をクールダウン(冷やす)食べ物です。原産地は暑い国ですから、まさに身土不二。夏場には嬉しい食材です。
カラフルな夏野菜は抗酸化作用もたっぷり、体内の熱を冷ます作用に加え、美容効果も期待できます。

夏野菜

 

湿気対策

湿度による影響:余分な水分はむくみや食欲の低下、消化不良を引き起こします。胃腸の消化機能を高めて、水分代謝を促すことが必要です。

ウリ科の野菜

暑さで疲れた身体が、体内の熱をとり水分を補給してくれる夏野菜を求めるのは、ごく自然なことなのです。ウリ科の野菜(きゅうり、ズッキーニ、ゴーヤ、冬瓜)は水分をたくさん含んでいて、体を冷やす効果がある野菜です。利尿作用のあるカリウムが豊富なので、体のむくみやだるさにも効果的です。余分な塩分や水分を体外に排出してくれるので、高血圧の予防やむくみの解消に役立ちます。

むくみ解消:むくみの原因として体内の水分代謝が滞り、めぐりが悪くなってしまうことがあげられます。むくみを予防するためには水分を排出する利尿作用の高い食品を摂ることが効果的です。体の水分排出にはカリウムとナトリウムが深く関係しています。体内のナトリウムが過剰になると余分な水分を溜め込みむくみが生じますが、カリウムを摂ることで余分なナトリウムが尿として排泄され、むくみ解消に有効です。

苦味のある野菜

苦味のある食材(ゴーヤ、レタス)は利尿作用にすぐれているため、余分な水分を排出する作用があります。解熱、消炎作用で体内の熱を冷まします。

ゴーヤ